最新のAudi A8はこれまで以上に堂々とした、威厳のある「スポーツマシン」となり、人々の期待を高めています。ワイドに広がった新しいシングルフレームグリルにはクローム仕立てのグリッドが施され、下部から上に向かってサイズが広がるデザインになっています。また、サイドエアインテークはこれまでよりも直立させることで、ヘッドライトの下側を印象的なカーブに繋げるデザインになるなど、デザイン面でもアップグレードされています。
新しいAudi A8で注目を集めるのはデジタルマトリクスLEDヘッドライトとOLEDリヤライトの技術です。フロントに搭載されたデジタルマトリクスLEDヘッドライトにはビデオプロジェクターと同様の原理で作動するDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)技術が採用されています。各ヘッドライトは光を細かいピクセルへと分解する130万個のマイクロミラーで構成され、高い精度で光を制御することが可能になりました。この技術は高速道路での使用を想定して開発され、レーンライトや方向指示器の基盤となっており、走行中のレーンをさらに明るく照らします。また、ドライバーが車両のロックを解除し、車両から出る際にはデジタルマトリクスLEDヘッドライトが地面や壁にプロジェクションを映します。この機能はダイナミックカミングホーム / リービングホーム機能と呼ばれています。
Audi A8のリヤにはセグメント化されたストリップライトが一直線に伸び、デジタルOLED(有機発光ダイオード)ライトが標準装備されています。また、アウディドライブセレクトで「ダイナミック」モードを選択すると、リヤライトがこのモード専用のシグネチャーに変化します。デジタルOLEDリヤライトはカミングホーム / リービングホーム機能と共に、アシストシステムと連携して近接表示機能も実現しています。停止したAudi A8の後方から他の車両が2m以内に近づいて来た場合、システムの制限範囲内*¹で全てのOLEDセグメントが点灯します。
*1 注意:本システムは制限の範囲内のみで作動し、ドライバーのサポートを目的とします。ドライバーは常に周囲の交通状況に注意を払う必要があります。